マイカーでの旅行は、乗り慣れた車でリラックスできる、愛車との思い出が増えるなど、多くのメリットがあります。車の運転がお好きなら、なおさら魅力的ですよね。
しかし、遠方へ旅行する場合には、長距離運転での疲労を考えると、すべて自分で運転するのは避けたい気持ちも分かります。そんなときにおすすめなのが、旅行先と自宅間の運転が不要になる、車両輸送です。
この記事では、マイカーで旅行を楽しむための車両輸送の選び方や注意点などについて、詳しく解説します。どんな方法で車両を輸送できるのか、どんな業者を選んで依頼すればよいのかについてもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
なぜ車両輸送を選ぶのか? メリット・デメリット
ここでは、旅行時に車両輸送を選ぶメリット・デメリットをそれぞれ見ていきましょう。
車両輸送のメリット
車両輸送には、以下のようなメリットがあります。
長期離運転の疲労の軽減
車両輸送を行うと、長距離運転の疲労を大幅に軽減できます。旅行はとても楽しいものですが、普段と異なる環境に身を置くことで、意外と大きなストレスがかかるものです。そのうえ、長距離運転を伴うとなれば、想像以上に疲労してしまいます。
そこで、車両輸送を利用すれば、旅行先まで車を運転しなくてよい分、疲労せずに済みます。旅行をベストな状態で満喫することができる点で、車両輸送を利用するメリットが大きいといえるでしょう。
レンタカーの利用料の削減
車両輸送を利用すると、レンタカーの利用料を削減できるのもメリットです。マイカーで旅行をする場合と比較して、レンタカーを利用して旅行する場合、旅行日数が増えるほど利用料がかさみます。
一方、旅行先で自分の車を運転できれば、その分、レンタカーの利用料を削減できます。浮いたお金を食事代やお土産代などにかけることができ、大変有意義です。
乗り慣れた愛車で快適に旅行できる
乗り慣れた愛車で快適に旅行できるのも、旅行時に車両輸送を利用するメリットです。旅行先でレンタカーを借りる方法もありますが、乗り慣れない車種では、運転時に緊張してしまい、余計に疲れてしまうことがあります。
また、万が一レンタ―カーを汚したり傷を付けたりすれば、賠償しなくてはなりません。その点、いつも乗り慣れた愛車で旅行できれば、気楽です。
車両輸送のデメリット
車両輸送の主なデメリットは、以下をご覧ください。
輸送費用がかる
車両輸送のデメリットは、輸送費用がかかることです。
業者に車両輸送を依頼する場合、輸送距離や目的地、車種などによって、規定の費用を支払う必要があります。自分で運転する場合には発生しない費用ですから、旅行費用を節約したい人には、痛い出費といえるでしょう。
輸送するのに日数がかかる
輸送するのに日数がかかるのも、車両輸送のデメリットです。
たとえば、明日から旅行に出かける場合、今日依頼して、現地に到着してからすぐに乗りたいといったことは不可能です。現地に到着してすぐに乗りたい場合は、事前に余裕を持って車両を業者に預けて輸送してもらう必要があります。
輸送手続きが面倒
輸送手続きが面倒なのも、デメリットの一つです。
車両を輸送するには、業者へ申し込む手間がかかるほか、身分証のコピーなど所定の書類を準備する必要があります。普段仕事などで忙しい人にとっては、面倒に感じることもあるでしょう。
車両輸送の種類と選び方
車両輸送の種類と信頼できる業者の選び方について、詳しくご紹介しましょう。
車両輸送の種類と特徴
旅行時の車両輸送は、多くの場合、陸路での輸送を選ぶのが一般的です。陸路での車両輸送の種類は、大きく陸送式と自走式の2つに分けられます。ここでは、陸送式と自走式それぞれのメリット・デメリットを詳しくご紹介しましょう。
陸送式
陸送式は、車両を積載車に載せて輸送する方法です。陸送式のメリット・デメリットは、以下をご覧ください。
メリット
- 輸送費用が安い
- 積載車に載せて輸送するため、車にかかる負担が少ない
- 自走式と比較して事故に遭う可能性が低い
デメリット
- ほかの車両と同じ積載車に載せることが多く、輸送に時間がかかる
- 遠方に輸送する場合は特に時間がかかるため、早期に車両を引き渡す必要がある
自走式
ドライバーが車両を直接運転して運搬する方法を、自走式と呼びます。自走式のメリット・デメリットは、以下のとおりです。
メリット
- 単独での輸送になるため、輸送時間を短縮できる
- 天候を参考にして輸送日を手配しやすい
デメリット
- 陸送式より運搬費用が割高
- 陸送式より事故に遭う可能性が高い
- 直接運転して輸送する分、車にかかる負担が大きい
そのほかの輸送方法
そのほかにも、以下のような輸送方法があります。
- 船送:フェリーなどの船で車両を運搬する
- 空送:飛行機で車両を運搬する
離島や長距離に旅行する場合などで、陸路での輸送ができない場合は、船送や空送の利用が現実的といえます。
ただし、陸送式や自走式より輸送費用や輸送日数がかかります。また、陸路よりもさらに早めの手配が必要になるため、旅行が決まったらすぐに準備を始めましょう。
輸送業者を選ぶ際のポイント
車両の輸送は、以下のポイントを満たした業者に依頼すると安心です。
- 車両輸送で豊富な実績がある
- 輸送費用がリーズナブルで分かりやすい料金システムがある
- 希望する日程で車両輸送が可能
- スタッフの対応が丁寧で、顧客からの評判がよい
- トラブル時の損害賠償保険に加入している
- アフターサービスが充実している
実際に、評判のよい業者は、上記のポイントをすべて満たしているものです。なお、私どもeeeezyでは、さまざまな条件を指定・比較しながら、信頼できる業者を簡単に探すことができます。
車両輸送の手続きと注意点
ここでは、車両輸送の手続きと注意点について、特に押さえておくべき内容を詳しくご紹介します。
車両輸送前の準備
車両を輸送する前に、以下のような準備を進めておきましょう。
- 車両をキレイに清掃しておく
- ガソリンを満タンにしておく
- 紛失や破損などの防ぐため、私物を車内から取り除いておく
直前になって準備をすると、業者に車両を引き渡すときに忙しなくなってしまうため、早めに整えておくことがおすすめです。
車両輸送中のトラブルと対処法
車両輸送中にトラブルに遭う可能性も、ゼロではありません。たとえば、以下のようなトラブルに遭うことがあります。
- 輸送中の車両事故
- 運転ミスや雑な扱いによる車両の損傷
- 天候不順などによる納期の遅延
確率としては低いものの、車両輸送にはこうしたリスクがあることを理解しておきましょう。なお、万が一トラブルに遭った場合でも、信頼できる業者と契約していれば、誠意を持って対処してもらえます。また、損害保険に加入していれば、状況に応じた補償を受けることができて安心です。
車両輸送に関するよくある質問
ここでは、車両輸送に関するよくある質問に回答します。いずれも役に立つ内容ですから、参考にしてください。
輸送費用はどのくらいかかる?
車両の輸送費用の目安は、以下を参考にしてください。
- 同一都道府県内または隣県向け:1万~3万円程度
- 県外向け:3万~10万円程度
輸送費用には、ガソリン代・事務手数料・保険料などが含まれます。一般的に、長距離での輸送になるほどガソリン代がかかるため、輸送費用も比例して高くなると考えてください。
輸送期間はどのくらい?
車両輸送での輸送期間は、以下を目安にしてください。
- 同一都道府県内または隣県向け:1~2日程度
- 県外向け:3~6日程度
- 県外(遠距離)向け・離島向け:5~10日程度
上記を参考に、旅行先でスムーズに愛車に乗り始められるよう、早めに手配しましょう。
車両保険への加入は必要?
万が一トラブルに遭ったときのためにも、車両保険へ加入しておくべきです。たとえ信頼できる業者に車両の輸送を依頼したとしても、いつどんなトラブルに遭うか分かりません。
「自分だけは大丈夫」「保険料がもったいない」と考えて車両保険へ加入しなかった結果、必要な補償を受けられなかったというケースもあります。安心して旅行を楽しむためにも、必ず加入しておきましょう。
まとめ
旅行時に車両輸送を利用すると、旅行先でも乗り慣れた愛車を運転でき、リラックスしながら旅行を楽しめます。また、旅行先まで自分で運転せずに済むため、長距離運転の疲労を回避できる、レンタカーの費用を節約できるといった点もメリットです。
ただし、輸送費用や輸送日数がかかるなどのデメリットもあるため、よく理解してから検討してみるとよいでしょう。
なお、私どもeeeezyでは、信頼できる輸送業者を、輸送費用や納期などの条件で比較しながら無料で簡単に探すことができますので、ぜひチェックしてみてください。