こんにちは。
eeeezy事務局です。
今回は、在庫・ロケーション管理システム「eeeezy place」を自社の基幹システムとAPI連携し、車両管理業務にご活用いただいている株式会社はなまる様の事例をご紹介します。
eeeezy placeのカスタマイズ版を運用いただいている京都ヤードを訪問し、システム部門の中澤様、唄様、車両管理本部の樋口様に、実際の利用状況や導入効果についてお話を伺いました。
「QRコードを使うと車両の入出庫業務はどのくらい変わるのか?」
「誤った車両の搬出をどのように防いでいるのか?」
「基幹システムとのAPI連携にはどのような効果があるのか?」
そんな疑問をお持ちの方は、ぜひご一読ください!
【写真】株式会社はなまる様 京都ヤードにて
約300台を管理する京都ヤードでトライアル
株式会社はなまる様の京都ヤードでは、現在eeeezy placeのカスタマイズ版を全車両の入出庫管理に利用しています。
京都ヤードの車両保管キャパシティは目安として約300台。受付や構内作業などを担当する3名のメンバー全員がスマートフォンにeeeezy placeアプリを導入し、入庫・出庫処理を行っています。
実際の操作について伺うと、「感覚的に分かるので特に違和感はない」とのこと。
また、ヤードメンバー全員が「以前より作業が楽になり、効率が上がった」と実感されていました。
【写真】京都ヤードの様子
入庫処理を約2分から約30秒へ
eeeezy placeの導入により、大きく変わった業務のひとつが車両の入庫処理です。
従来の入庫作業
- 車両がヤードへ到着
- コーションプレートを確認
- 搬入予定車両かを確認
- 入庫した車両を紙にメモ
- 夕方、当日分を基幹システムへまとめて登録
現在の入庫作業
- 車両がヤードへ到着
- 車載票のQRコードをスマートフォンで読み取る
- 表示された情報とコーションプレートを照合
- 問題がなければ入庫処理
- APIで基幹システムへリアルタイム反映
車載票には、eeeezy placeで生成する「共通車番」のQRコードが印刷されています。
樋口様によると、感覚的には1台あたり約2分掛かっていた入庫処理が、約30秒程度まで短縮されたとのこと。
さらに、夕方に紙を見ながら基幹システムへ入力し直す作業も不要になりました。

【写真】スマートフォンで車両情報を確認し、その場で入庫処理
2回のQRコード読み取りで誤搬出を防止
お客様へ車両を引き渡す最終出庫でも、QRコードを活用しています。
従来は、落札者様が持参した搬出券と現車を確認したうえで、搬出期限や入金状況などを個別に確認する必要がありました。
現在は、まず搬出券に記載されたロット番号のQRコードを読み取ります。
基幹システムの情報をもとに、搬出期限や入金状況などの要件を満たしていなければ、アプリ上にエラーメッセージが表示されます。
搬出可能な場合は、次に現車の車載票QRコードを読み取り、搬出券の対象車両と実際の車両が一致していることを確認します。
2回のQRコード読み取りで、搬出条件と対象車両をまとめてチェックできる。
これにより、作業時間を短縮すると同時に、搬出してはいけない車両や、異なる車台番号の車両を誤って引き渡す「誤搬出」の防止につながっています。

【写真】eeeezy placeのスマートフォン画面で車両情報を確認する様子
リアルタイム連携で「あの車、もう入った?」の電話も減少
現場の作業効率だけでなく、会社全体にも効果が出ています。
従来は、入出庫した車両を夕方にまとめて基幹システムへ入力していたため、実際の車両状況とシステム上の情報にはタイムラグがありました。
eeeezy place導入後は、現場で入出庫処理を行ったタイミングでAPIを通じて基幹システムへ情報が反映されます。
システム部門からは、「基幹システム上の情報の鮮度が圧倒的に上がった」との評価をいただきました。
その結果、これまで社内からヤードへ掛かってきていた、
「あの車ってもう入庫した?」
「あの車はもう出庫した?」
といった確認電話も減っています。
現場作業の効率化だけでなく、正しい情報を社内ですぐに確認できることで、周辺業務まで効率化されています。
想定外に好評だった「棚卸機能」
今回のインタビューで特に印象的だったのが、当初は利用を想定していなかったeeeezy placeの棚卸機能です。
株式会社はなまる様では、全国のヤードで2か月に1回棚卸を実施しています。
従来は紙に印刷した車両リストをメンバーで分担し、ヤード内を歩きながら一台ずつ確認していました。屋外作業のため、雨の日や風が強い日は特に大変です。
eeeezy placeでは、車載票のQRコードをスマートフォンで読み取ることで棚卸ができます。
読み取った車両には棚卸日が記録されるため、最後に「棚卸日が入っていない車両だけを探す」ことで確認漏れを絞り込めます。
現場からは「これはぜひ全ヤードで使いたい」との声がありました。
基幹システム連携を目的として導入したeeeezy placeでしたが、実際に現場で利用することで、標準機能にも新たな価値を感じていただけました。
京都ヤードで実感された導入効果
- 入庫処理を約2分から約30秒へ短縮
- 夕方の基幹システムへの再入力を削減
- 2回のQRコード読み取りで誤搬出を防止
- 入出庫情報を基幹システムへリアルタイム連携
- 社内からヤードへの入出庫確認電話を削減
- スマートフォンを利用した棚卸で作業を効率化
【写真】フォークリフトを使用して車両を移動する京都ヤード
現場で使ったからこそ見えてきた改善点
トライアルを通じて、今後さらに使いやすくするための要望もいただきました。
- 全国展開を見据えた基本操作マニュアルの整備
- 最終出庫完了時に、処理が終わったことをより分かりやすく表示
- 棚卸時にQRコードが読めない場合、車台番号でも検索できるようにする
実際に現場で使用していただき、その声を次の改善につなげていきます。
災害時の臨時ヤードなど、今後の活用にも期待
株式会社はなまる様では、災害発生時に被災地周辺へ臨時ヤードを設営し、基幹システムへの登録前に車両を受け入れる場合があります。
eeeezy placeには、基幹システムにまだ登録されていない車両でも、車名や車台番号を新規登録し、その情報をAPIで基幹システムへ連携する仕組みを用意しています。
この機能については、今後実際の運用を想定しながら、スマートフォンからより簡単に車両登録できる方法などを検討していく予定です。
また、現在ヤードで行っている車両写真の撮影についても、将来的にはeeeezy placeから撮影・連携することで、写真整理や登録作業を効率化できる可能性があります。
京都ヤードでのトライアルから全国約50ヤードへ
京都ヤードでのトライアルについては、一通りの検証を終え、日常業務の中で利用できることを確認できました。
今後は株式会社はなまる様の基幹システム側で、ヤード間を移動した車両の履歴をより正確に追跡できるよう改修を進めたうえで、全国約50ヤードへの展開を予定しています。
全国展開後は、ヤード間で車両を移動する「横持ち」の管理も含め、各拠点で統一した車両管理を目指します。
今後さらに改善していきたいこと
今回のトライアルを通じて、今後の改善テーマも見えてきました。
- 臨時ヤードでのより簡単な車両登録
- スマートフォンからの新規車両登録
- 棚卸時の検索機能強化
- 入庫時の写真管理の効率化
- 現場でより分かりやすい画面・操作への改善
eeeezy placeは、実際の現場で使っていただきながら、お客様の業務に合わせて改善を続けていきます。
どのような企業におすすめ?
今回の株式会社はなまる様の事例は、特定の業態に限らず、多数の車両を管理する企業に応用できるものです。
中古車販売・買取会社、陸送会社、車両保管ヤード、中古車輸出会社、オークション会場、レンタカー・リース会社など、多数の車両を保管・移動・引き渡しする企業で同じような仕組みを活用できます。
特に、
「入出庫情報を後から基幹システムへ入力している」
「現場と本社で見ている車両情報にタイムラグがある」
「車両の入出庫を確認する電話が多い」
「誤った車両の引き渡しを防ぎたい」
「複数ヤードの管理方法を統一したい」
「棚卸に時間と人手が掛かっている」
といった課題をお持ちの企業様には、eeeezy placeを活用できる可能性があります。
まとめ
今回は、株式会社はなまる様 京都ヤードでのeeeezy place活用事例をご紹介しました。
QRコードを活用することで、入庫処理の時間短縮や誤搬出防止を実現。
さらに、APIによる基幹システムとのリアルタイム連携によって情報の鮮度が向上し、ヤードへの確認電話の削減にもつながっています。
また、当初は利用を想定していなかった棚卸機能も現場で高い評価をいただき、全国のヤードへの活用が期待されています。
eeeezy placeは、お客様の基幹システムや実際の業務フローに合わせたAPI連携・カスタマイズにも対応しています。
「既存の基幹システムを活かしながら、現場の車両管理をもっと効率化したい」
そんな課題をお持ちの企業様は、ぜひお気軽にお問い合わせください!

【写真】京都ヤードの皆様。現場で実際にeeeezy placeをご利用いただいています。




