車用芳香剤の選び方でお悩みではありませんか?
車用芳香剤は、車内の嫌な臭い対策になるだけでなく、よい香りに包まれながら気分よく運転できるのがメリットです。とはいえ、バリエーションが豊富すぎて、どんな芳香剤をどんなポイントで選ぶとよいのかなど、よく分からないことばかりなのではないでしょうか。
そこで今回は、車用芳香剤の選び方のポイントや実際に人気の高い10種類をはじめ、効果的な使い方や注意点などを詳しくご紹介します。ぜひ、最後までご覧ください。
香り、タイプ、素材別!自動車用芳香剤の選び方
最初に、自動車用芳香剤の選び方を、香り・タイプ・素材それぞれで詳しくご紹介します。
【香りで選ぶ】好みにぴったりの香りを探そう
車用芳香剤は、好みの香りで選ぶのが基本です。主な香りの種類と特徴については、以下をご覧ください。
- フローラル系:花や植物をイメージした華やかな香りで、上品でエレガントな気分を味わうことができる
- シトラス系:レモンやオレンジ、ライムなどの新鮮な柑橘系をイメージしたさわやかな香りで、気分をリフレッシュできる
- グリーン系:まるで森林の中を歩いているようなすがすがしい香りで、気分がスッキリする
- シャボン系:石けんの香りをイメージした清潔感のある香りで、癒やしを感じることができる
- ムスク系:ロマンチックでムードのある甘い香りで、大人っぽい雰囲気を演出できる
同じ系統の香りでも、メーカーや種類が異なると、印象がまったく違ってくるものです。失敗しないためにも、なるべく香りのサンプルを確認してから購入するとよいでしょう。
【タイプで選ぶ】液体、固体、ゲル…自分に合ったタイプは?
車用芳香剤は、液体・固体・ゲルなどのタイプで選ぶ方法もあります。ここでは、芳香剤の主なタイプと特徴をご紹介するので、参考にしてください。
液体タイプ
液体タイプは、アロマオイルを使用したものなども含め、車用芳香剤として従来からある定番タイプです。液体タイプのメリット・デメリットとしては、以下のようなことが挙げられます。
メリット
- 香りが強めで早く広がる
- パッケージの見た目がおしゃれなデザインが多い
- 詰め替え用の芳香剤をつぎ足して使える
デメリット
- 使い終わりに向けて香りが弱くなることがある
- 中身がこぼれてしまうことがある
- 子どもが誤飲する恐れがある
固体タイプ
固体タイプは、香りがゆるやかに広がるのが特徴です。車用芳香剤を初めて使うといった人にも、おすすめといえます。
メリット
- 中身がこぼれる心配がない
- 香りが強くなり過ぎない
- 置き場所を選ばず、シートの下などに隠しておくこともできる
デメリット
- 即効性はない
- 強い香りが好きな場合はもの足りなく感じることがある
ゲルタイプ
ゲルタイプは、液体タイプと固体タイプの中間で、それぞれのいいとこどりをした車用芳香剤です。ゲルタイプの芳香剤には、以下のようなメリット・デメリットがあります。
メリット
- パッケージの見た目がおしゃれなデザインが多い
- 香りが比較的長持ちする
- 基本的にはボトル入りでダッシュボードなどに気軽に置ける
デメリット
- 液体タイプよりやや香りが弱い
- 手入れをしないとホコリがたまりやすい
スプレータイプ
スプレータイプの芳香剤は、香りを素早く広げたいときに最も効果を発揮します。主なメリット・デメリットは、以下のとおりです。
メリット
- 香りが素早く広がる
- スプレーする量によって香りの強さを調節できる
- 特定の場所やタイミングなど、ピンポイントで香らせたい場合にも向く
デメリット
- 香りが長続きしにくい
- 芳香剤が付着すると、内装の素材を傷めることがある
エアコン取り付けタイプ
最近特に人気が急上昇中なのが、エアコン取り付けタイプです。主なメリット・デメリットは、以下を参考にしてください。
メリット
- コンパクトサイズで設置後の違和感が少ない
- エアコンの風を利用するため、車内に香りが素早く広がる
デメリット
- エアコンを使用しないとあまり効果がない
- エアコンの形状によっては取り付けできないことがある
【素材で選ぶ】安全で長持ちする素材とは
車用芳香剤の素材にも、さまざまな種類があります。目的に合った素材で選ぶのも、一つの方法です。
天然素材
車用芳香剤で安全性を重視する場合は、天然素材を使用したものを選ぶとよいでしょう。天然素材ならではの自然な香りを楽しむことができ、安全性が高いことが特徴です。主なものとして、天然植物などから抽出したアロマオイルを使用しているタイプなどが挙げられます。また、天然素材の芳香剤は、やわらかな香りで比較的長持ちするのもメリットです。
合成素材
一般的な芳香剤の多くは、合成香料などの合成素材を使用しています。たとえば、フローラル系・シトラス系などの自然系の香りも、合成香料を使用しているものが多いものです。合成素材を使用した芳香剤は、安価で入手しやすいことから、手軽に使用できます。ただし、合成素材にアレルギーがある方は、注意が必要です。
リサイクル素材
容器などにリサイクル可能な素材を使用した芳香剤を選ぶと、環境保護に貢献することが可能です。また、メーカーによっては、使用済みの芳香剤を提携先の販売店などで回収し、リサイクルして再資源化していることがあります。環境にやさしいエコフレンドリーな芳香剤を選びたい場合は、チェックしてみてください。
人気自動車用芳香剤おすすめ10選
ここでは、「香りが長持ちする」芳香剤と「香りが人気」の芳香剤をそれぞれ5種類、合計10種類を厳選してご紹介します。
長持ちする芳香剤BEST5
車用芳香剤を選ぶ際、長持ちすることを重視したい場合は、液体・固形・ゲルタイプを中心に検討するとよいでしょう。以下にご紹介する5種類は、特に人気があります。
- 晴香堂 カーオール シーズナブル 瀬戸内レモン3480:香りが長持ちする液体タイプの芳香剤で、さわやかなシトラス系の香りも人気の理由になっている
- 晴香堂 サボンタイム リキッド ホワイティシャワー:長持ちする液体系&清潔感のあるシャボン系の香りに、白を基調としたシンプルなデザインの外観で人気がある
- カーメイト L10001:ディヒューザー型の芳香剤で、香りの強さを好みに合わせて調整できる&長持ちすることで定評がある
- カーメイト L731:液体タイプ&165mlの大容量で、香りが長持ちすると評判がよい
- 栄光社 エアースペンサー スカッシュ:ライムを中心としたシトラス系のさわやかな香りでが特徴で、両面プルトップを採用した缶入りタイプで長持ちする
なお、長持ちする芳香剤の中には、使い始めの香りが強いと感じるものがあります。この場合、こまめに車内を換気してみる、運転席や助手席から離れた場所で使ってみるといったことを試してみてくてさい。
香りが人気の芳香剤BEST5
車用芳香剤の中でも特に香りのよさで人気なのは、以下の5種類です。いずれも、購入時に香りのよさが決め手になったとの意見が多く聞かれます。
- ダイヤケミカル りんごのチカラ:りんごの形のキュートな外観とフレッシュな香りが特徴のゲルタイプの芳香剤で、女性を中心に人気が高い
- ジョンズブレンド フレグランスジェルカン:男女共に人気の高いムスク系の香りで、シンプルなデザイン&使い勝手のよいゲルタイプな点でも定評がある
- ランドリン 車用フレグランス クラシックフローラル:華やかなフローラル系の香りが特徴で、洗練されたデザインも人気の理由になっている
- 小林製薬 Sawaday クルマ専用ゲル パルファム:リーズナブルな価格で高級感のあるオリエンタル調の香りが楽しめることで、安定した人気がある
- ラボン ラボン・デ・ブーン ゲルタイプ ブルーミングブルー:ベルガモットとホワイトムスクをミックスした香りと、デザイン性の高いキュートな容器で、特に女性から評判がよい
ただし、香りの感じ方は人それぞれなので、あくまでも参考程度にとどめ、自分の感じ方を優先して選ぶことをおすすめします。
自動車用芳香剤の安全な使い方と注意点
車用芳香剤をより安全に使うためには、いくつか注意したい点があります。思わぬトラブルに遭わないためにも、それぞれよく読んで参考にしてください。
アレルギー体質の方や小さなお子様がいる場合の注意点
ご家族にアレルギー体質の方や小さなお子様がいる場合は、車用芳香剤の使い方に注意が必要です。アレルギー体質の方は、芳香剤の素材や成分に反応してアレルギー症状が出ることがあります。購入前によく確認し、アレルギーが出ない素材や成分を使用しているものを選びましょう。
また、小さなお子様は強い臭いに弱く、車酔いや体調不良の原因になることがあるので気を付けましょう。物心がついていない年齢では、芳香剤を口に入れてしまうことも考えられます。たとえば、固形タイプやゲルタイプを選び、お子様の手が届かない位置に取り付けることがおすすめです。また、天然素材を使用した芳香剤を選ぶと、より安心でしょう。
車種や内装の素材との相性を意識した選び方
車用芳香剤は、車種や内装の素材との相性を意識して選ぶことも重要です。最近では、おしゃれなインテリアとして使える種類も増えているので、いろいろとチェックしてみましょう。
たとえば、スポーティーな車種やウッディーな内装にはグリーン系、エレガントな車種や高級感のある内装にはムーディーなムスク系を選ぶといった感じです。一方、モダンでかっこいい車種やクールな内装にキュートでかわいらしい芳香剤では、ミスマッチといえます。
芳香剤の効果的な使い方とメンテナンス方法
芳香剤は、使い方によっても効果が大きく異なります。効果を最大限に引き出すには、使用説明書をよく読み、種類に合った正しい使い方を守ることが大切です。
また、メンテナンスを適切に行うことで、長く効果を維持できます。香りを長持ちさせるには、高温になりにくい場所に置く、直射日光に当てないといったことが重要です。また、使い続けているうちにホコリがたまってくるので、適宜クリーニングするとよいでしょう。なお、液体タイプの場合は、香りが薄くなってきたら、追加用の芳香液を足すことで、元のような強い香りを再現できます。
自動車用芳香剤に関するQ&A
ここでは、車用芳香剤に関するよくある質問にQ&A形式で回答しますので、参考にしてください。
芳香剤の量を増やせば香りが強くなる?
確かに、芳香剤の量を増やせば、香りが強くなるのは事実です。たとえば、液体タイプなどは、使っていて香りが弱くなってきたときに、詰め替え用の芳香剤を足すことで、元のような強い香りを再現できます。
ただし、単純に芳香剤の量を増やせばよいということではありません。たとえ好きな香りであっても、香りが強すぎると、気分が悪くなったり頭痛や車酔いの原因になったりすることがあるからです。また、強すぎる香りは車内や服に長時間残りやすいため、適量で使うのが一番といえます。
ペットがいる場合の注意点は?
芳香剤に使われている成分によっては、ペットに悪影響を与える恐れがあるため、注意してください。動物は人間よりも体が小さく、嗅覚が発達しているため、弱い香りでもキツく感じやすいからです。
また、芳香剤はペットの車酔いの原因になるほか、場合によっては、重大な体調不良を引き起こし、命の危険につながることもあります。普段芳香剤を使用している場合でも、ペットを同乗させるときは、芳香剤を一時的に撤去することがおすすめです。また、撤去後に、車内の換気を十分に行ってからペットを乗せることを心がけてください。
高温の車内に芳香剤を置きっぱなしにしても大丈夫?
車用芳香剤でも、エアゾール式のスプレータイプは、高温の車内に置きっぱなしにすると爆発する恐れがあります。夏場でなくても、昼間の車内は想像以上に高温になるため、置きっぱなしにしないようにしましょう。
そのほかのタイプも、高温の車内に長時間置きっぱなしにすると、容器が変形することがあります。また、高温によって素材が劣化して香りが変化する、中身が漏れて車内が汚れたり内装が傷んだりすることもあるため、注意が必要です。
まとめ
車用芳香剤は、香り・タイプ・素材などから、好みや目的・使い方に合ったものを選ぶようにしましょう。まずは、この記事でご紹介した10種類を中心に、いろいろと比較して検討し、ベストな車用芳香剤を探してみてください。
なお、香りについては、同じ系統の香りでもメーカー・種類が異なると、随分印象が違います。自分の好みの香りかどうか、サンプルなどでできるだけ確認してから購入するのがベストです。