【自動車の引越】マイカー輸送

車を乗せて車を運ぶ!?「自動車の物流」輸送方法・専門用語を紹介!

2024年5月2日

「自動車の物流」と聞いてって「パッ」と想像できますか?
郵便や宅配では「配達員さん(=ドライバーさん)」が届けてくれるというイメージだと思いますが、自動車の輸送と聞くと、そんな輸送ってあるんですか?と聞かれる程、あまり馴染みがないかと思います。

今回のブログでは、「車を運ぶ」という視点での自動車の輸送方法を紹介してみたいと思います。

「車を運ぶ時」ってどんな時!?

新車を買うときは新車ディーラー。
中古車を買うときは中古車店。

皆さんが車を買う時はどこかに駐車されている「車」ですが、商品陳列される前の段階で自動車輸送は行われています。
また、引越時の輸送も自動車輸送が関わっています。

これらを知ると道路を走っているトラックの見え方などが変わってくるかもしれません!
今から使える知識になりますので、是非チェックしていきましょう。

自動車輸送方法の紹介

宅配の場合、荷物を段ボールに入れてトラックで運ぶ。というイメージが一般的ですよね。

では車の配送は!?

まさか、車を段ボールに入れて運ぶわけはありませんよね!(笑)
普通のトラックでは搭載できませんので、自動車輸送専用のトラックや輸送方法で運びますのでその一例をご紹介致します。

①-1 自走輸送(陸上)
・自走輸送(以降「自走」(じそう)と呼びます)
トラック等に積まないでドライバーが車に乗って輸送をします。
主に、トラック輸送ができない都心部や港湾地域での輸送、積載車に搭載できない中型~大型車両での輸送方法となります。
自動車輸送のラストワンマイル輸送で配送する方式となります。

①-2 積載車輸送(陸上)
・積載車(カーキャリア、キャリアカー)
 1台積み、2台積み、n台積み、ローダー、トレーラー

②船舶輸送(海上)
・フェリー(カーフェリー)
・自動車専用船
 PCC(Pure Car Carrier)
 RORO船
・在来船(コンテナ船)

自動車輸送は主に「陸」「海」を利用して運送します。
「空輸」については、コストが高額な為、レーシングカーや特殊車両、軍用位しか利用されていません。

積載車輸送(陸上)

こちらはトラックの上に車を積んで輸送する方法で
積載車(カーキャリア、キャリアカー)輸送と呼ばれます

■1台積んで運ぶ場合
・ローダー(セルフローダー、セーフティーローダー)と呼ばれるトラックを活用します。

主に「新車輸送」「不動車の輸送」「整備上がりの輸送」「都心部」等で使用されたりします。

■複数台運ぶ場合
「トラクター(ヘッド)」と「トレーラー」に分かれているか否かで呼び方が変わります。
(動力のある車部分と荷台が一体になっているか、分かれているかという事。)
※トラクター(ヘッド)とはトレーラーをけん引(牽引免許が必要)して運ぶ車

・車と荷台が一体のトラック
 ⇒「2~5積みの積載」
上の様に「数字」+「積み」のように呼ぶのが自動車物流業界的です。

・トラクターとトレーラーが分かれている車両
 ⇒「トレーラー」

トレーラーは特に都心部では車両の積卸時に交通渋滞を引き起こしてしまう為、あまり見かけないかもしれませんが、
高速道路や大きな国道等で見かける事があるかと思います。

船舶輸送(海上)

こちらは船に車を積んで輸送する方法で
船舶輸送などと呼ばれます。

・フェリー(カーフェリー)
・自動車専用船 (PCC:Pure Car Carrier)
・RORO船
・在来船

自動車を一度に大量に運送する為、遠方に運ぶ際等に利用され、海外への輸出にも利用されています。

■人と一緒に運送する場合
・カーフェリー
旅客船のイメージが一般的ですが自動車の輸送も行われています。

■自動車専用船 (PCC:Pure Car Carrier)
 RORO船(ローロー船)

ランプ(ランプウェイ)と呼ばれる通路を通って自走で船内に搭載します。
建設機械などもこちらで積まれていきます。

こちらは、大規模な自走式立体駐車場が船になったようなイメージ!
船の構造は、大きな縦型の船の様な構造となっていています。

自動車専用船は「専門輸送船」という構造なので客室が存在しなく一部のドライバーや関係者のみが乗船可能になります。

■在来船
コンテナの中に入らない様な大きな貨物(工場のプラント、鋼材、木材など)を運ぶ際に利用されています。
船にクレーン等が搭載されており、直接貨物を積むことができる船もあります。

自動車の場合は大型の車両や海外への輸送で使われる事はありますが、国内輸送では件数は少ないかと思います。

船舶の輸送は、大量に運べる為、低コストでの輸送実現だけではなく、CO2 排出量を低減するなどのGX(グリーントランスフォーメーション)の様な環境負荷軽減輸送など、現代社会が抱える問題を解決する方法の1つでもありますが、体感的には船舶の数が増えない、輸送日数が陸に比べて遅い傾向にある。などの課題感があると思います。

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是非一度チェックしてみてください!

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まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回のブログは「車を乗せて車を運ぶ!?「自動車の物流」輸送方法・専門用語を紹介!」というテーマで投稿してみました。
自動車輸送についてご存じなかった事はありましたか!?
皆様に少しでも自動車輸送について知って頂ければ嬉しいです!

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