車のメンテナンス

初めてでもできる!車のコーティングを自分で行う方法

2024年8月6日

初めてでもできる!車のコーティングを自分で行う方法

車のコーティングは、車の外観を美しく保ち、劣化や損傷を防ぐために重要な作業です。
しかし、初めてコーティングに挑戦する方にとっては、何から始めればよいか悩むことも多いでしょう。
本記事では、コーティングの基本的な知識から具体的なDIY手順までを詳しく解説します。
コーティングの効果や種類、そしてDIYでの施工方法をマスターして、愛車を美しく保ちましょう!

車のコーティングとは?種類と効果を解説

車のコーティングは、車の外観を美しく保ち、劣化や損傷を防ぐために重要な作業です。
以下では、車のコーティングの基本的なことについて解説します。

コーティングの目的とメリット

車のコーティングの最大の目的は、車の塗装を保護し、美しい外観を維持することです。
具体的なメリットには次の点があります。

  • 塗装の保護
    コーティングは、紫外線、酸性雨、鳥のフンなどから塗装を守ります。
    さらに、色あせや腐食を防ぎます。
  • 汚れの付着防止
    コーティングにより、汚れや水垢がつきにくくなり、洗車が楽になります。
  • 光沢の維持
    車の表面にコーティングを施すことで、新車のような光沢を長期間維持できます。

コーティングの種類とそれぞれの効果・特徴・耐久年数

車のコーティングには様々な種類があり、それぞれに異なる効果や特徴、耐久年数があります。
ここでは代表的なコーティングの種類について、それぞれの効果、特徴、耐久年数を解説します。

ガラスコーティング

ガラスコーティングは、硬いガラス被膜を形成し、高い耐久性と美しい光沢を実現します。
耐紫外線、耐酸性雨、防汚性能が高く、車の塗装を長期間保護します。

効果 硬いガラス被膜を形成し、高い耐久性と美しい光沢。
特徴 耐紫外線、耐酸性雨、防汚性能が高い。
耐久年数 耐久年数:3~5年。
費用 5万円~10万円

ポリマーコーティング

ポリマーコーティングは、比較的手軽に施工できるコーティングですが、持続性は短めです。
光沢を出しやすく、DIYにも向いています。

効果 光沢を出し、比較的短期間の効果。
特徴 施工が比較的簡単で、手軽に行える。
耐久年数 半年から1年程度。
費用 2万円~3万円

セラミックコーティング

セラミックコーティングは、非常に高い耐久性と優れた防汚性能を持つコーティングです。
硬度が高く、傷に強いため、長期間にわたり車を保護します。

効果 非常に高い耐久性と優れた防汚性能。
特徴 硬度が高く、傷に強いが、高価。
耐久年数 耐久年数:5~10年。
費用 10万円~15万円

ワックス

ワックスは、最も手軽に施工できるコーティングで、一時的な光沢と撥水効果。
ただし、持続性は低く、他のコーティングよりも頻繁な再施工が必要です。

効果 手軽に施工でき、光沢と撥水効果を得られる。
特徴 安価で手軽に施工できるが、持続性が低い。
耐久年数 数週間から数ヶ月。
費用 3千円程度

プロのコーティングとDIYの違い

プロに依頼するコーティングとDIYで行うコーティングには、それぞれ利点と欠点があります。
プロのコーティングは、高品質な仕上がりが期待できます。専門的な機材と技術を使用するため、コーティングの効果が長持ちすることが特徴です。しかし、費用が高く、施工に時間がかかることがあります。
一方、DIYのコーティングは費用を抑えられ、自分のペースで施工ができる利点があります。自分で行うため、手軽に試すことができますが、プロの仕上がりには劣り、効果の持続期間も短くなることが多いです。
このように、プロに依頼するコーティングとDIYのコーティングには、それぞれ一長一短があります。自分の予算や時間、求める仕上がりのレベルに応じて、最適な方法を選びましょう。

DIYでできる!車のコーティング方法をステップごと解説

DIYコーティングの手順と必要な道具

以下では、DIYでコーティングを行うために必要な道具、具体的な手順、コーティング後のメンテナンス方法について詳しく解説します。

コーティングに必要な道具と費用

DIYでコーティングを行うには、まず必要な道具を揃えることが重要です。
コーティングに必要な道具と、道具費用の目安は次のとおりです。

必要な道具

1.カーシャンプー
ワックス成分が含まれていないものを使用します。
価格:500円~1,000円程度。

2.洗車用スポンジ
柔らかいスポンジを選びましょう。
価格:200円~500円程度。

3.バケツ
洗車用の水をためるために必要です。
価格:500円~1,000円程度。

4.マイクロファイバークロス
拭き取り用に数枚用意します。
価格:100円~300円程度(1枚あたり)。

5.鉄粉除去剤
鉄粉を除去するために使用します。
価格:1,000円~2,000円程度。

6.鉄粉取り用粘土
鉄粉除去のために使用します。
価格:1,000円~2,000円程度。

7.水垢除去剤
水垢や油汚れを除去するために使用します。
価格:500円~1,500円程度。

8.脱脂クリーナー
コーティング前に塗装面を脱脂します。
価格:1,000円~2,000円程度。

9.ガラスコーティング剤
主要なコーティング剤です。
価格:3,000円~10,000円程度。

10.塗り込み用スポンジ
コーティング剤を塗布するために使用します。
価格:200円~500円程度。

DIYコーティングの具体的な手順

DIYでコーティングを行う際の具体的な手順を紹介します。
各ステップを丁寧に行うことで、効果的にコーティングできるでしょう。

  • ステップ1 洗車
    カーシャンプーを使用して車全体を洗車します。
    スポンジで丁寧に洗い、水でしっかりと流します。汚れが残らないように注意しましょう。
  • ステップ2 鉄粉除去
    洗車後、鉄粉除去剤を車全体にスプレーし、粘土で鉄粉を取り除きます。
    鉄粉が多い場合は、しっかりと時間をかけて除去してください。
  • ステップ3 水垢除去
    水垢除去剤を使用して、車の表面に残った水垢や油汚れを取り除きます。
  • ステップ4 脱脂作業
    脱脂クリーナーを使用して、塗装面の油分や汚れを完全に除去します。
    脱脂作業は、コーティング剤の密着性を高めるために非常に重要です。
  • ステップ5 コーティング剤の塗布
    塗り込み用スポンジにコーティング剤を少量取り、車の表面に均一に塗布します。
    ムラができないように注意しながら、縦横に塗り込んでください。
  • ステップ6 拭き取り
    コーティング剤が乾燥する前に、マイクロファイバークロスで余分なコーティング剤を拭き取ります。
    クロスは適度に替えながら使用しましょう。

コーティング後のメンテナンス方法

コーティング後のメンテナンスは、効果を持続させるために重要です。
以下のポイントを参考にしてください。

  • 定期的な洗車
    コーティング後も定期的に洗車を行いましょう。
    屋内駐車場の場合は2ヶ月に1回程度、屋外駐車場の場合は月に1~2回程度が目安です。
  • 汚れの早期除去
    汚れが付着した場合は、できるだけ早く洗車して除去します。
    放置すると汚れが固着し、コーティングの効果が低下する恐れがあります。
  • メンテナンスコートの使用
    定期的にメンテナンスコートを使用することで、コーティングの持続性を高められます。
    メンテナンスコートは、通常の洗車後に簡単に使用できます。

プロに頼む?DIYする?それぞれのメリット・デメリット

プロに頼む?DIYする?それぞれのメリット・デメリット

車のコーティングを行う際、プロに依頼するか、自分でDIYするかを決めるのは悩ましいところです。
どちらの方法にもメリットとデメリットがありますので、それぞれの特徴を理解して、自分に合った方法を選びましょう。

プロにコーティングを依頼するメリット・デメリット

プロにコーティングを依頼する場合、高品質な仕上がりを期待できます。
専門的な機材と技術を持つプロが施工するため、耐久性や光沢に優れたコーティングが可能です。

また、時間や手間をかけずに済むのも大きな利点です。

メリット

  • 高品質な仕上がり
    専門的な機材と技術を使用するため、均一で美しいコーティングが可能です。
  • 長持ちする効果
    プロの施工は耐久性が高く、効果が長持ちします。
  • 手間がかからない
    自分で行う手間や時間を省けるため、忙しい方に最適です。

デメリット

  • 費用が高い
    プロの施工は費用がかかるため、予算に余裕が必要です。
    とくに、セラミックコーティングはおよそ10万以上と高額になります。
  • 時間がかかる
    施工には数時間から1日程度かかることが多く、そのあいだ車を預ける必要があります。

DIYでコーティングするメリット・デメリット

DIYでコーティングを行う場合、費用を抑えながら自分のペースで作業できるのが魅力です。
ただし、技術や知識が必要であり、プロと同じ仕上がりを期待するのは難しいこともあります。

メリット

  • 費用を抑えられる
    プロに依頼するよりも安価で済むため、コストパフォーマンスが良いです。
  • 自分のペースで作業できる
    自分の都合に合わせて作業を進められるため、時間に柔軟性があります。
  • 達成感がある
    自分で仕上げることで達成感や満足感を得られます。

デメリット

  • 仕上がりがプロに劣ることがある
    専門知識や技術が不足している場合、ムラや効果の持続性に影響が出ることがあります。
  • 時間と労力がかかる
    丁寧な作業が必要なため、時間と労力を要します。

DIYコーティングの注意点と失敗しないコツ

DIYでのコーティングは魅力的ですが、成功させるためには注意が必要です。
よくある失敗例を理解し、失敗しないためのコツを知っておきましょう。

DIYコーティングでよくある失敗例

DIYコーティングでよくある失敗例には、ムラができる、効果が持続しない、傷が残るなどがあります。
これらの失敗は、準備不足や作業の不注意から発生することが多いです。

  • ムラができる
    コーティング剤の塗布が不均一で、ムラができることがあります。
  • 効果が持続しない
    下地処理が不十分だと、コーティングの効果が短期間で失われることがあります。
  • 傷が残る
    洗車や下地処理の際に傷を付けてしまうことがあります。

失敗しないための注意点とコツ

失敗を防ぐためには、事前の準備と正確な作業が重要です。
以下のポイントを押さえて、DIYコーティングを成功させましょう。

 

  • しっかりと下地処理を行う
    汚れや油分を完全に除去することで、コーティング剤の密着性を高めます。
  • 均一に塗布する
    コーティング剤は少量ずつ、ムラなく均一に塗り広げることが大切です。
  • 適切な環境で作業する
    直射日光を避け、風のない場所で作業することで、ホコリの混入を防ぎます。
  • 道具を清潔に保つ
    スポンジやクロスは常に清潔なものを使用し、汚れが付かないように注意しましょう。

まとめ

車のコーティングは、車の外観を保護し、美しい状態を長く維持するために非常に重要です。
プロに依頼する方法とDIYの方法には、それぞれのメリットとデメリットがあります。
この記事で紹介した具体的な手順や注意点を参考に、自分に合った方法を選びましょう。
DIYでコーティングを行う場合は、適切な道具を揃え、慎重に作業を進めることで、プロに負けない仕上がりを目指せます。
定期的なメンテナンスを怠らず、愛車の美しい外観を長く保ち続けてください。

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